小誌は「書の多様性を体感し、活字から自由に創作できる実力を身につけること」を目標に掲げ、構成されて おります。以下に大きな特色を挙げれば、
1.条幅創作部にて同課題の自由創作による活字から書ける実力を養う。
2.13段階課題別臨書部による学習で様々な古典の名筆を学ぶ。
3.学生部、細字部、ペン字部から子供から大人まで、実用書も幅広く学ぶことができる。
となります。

「臨書部」は13段階に分けられ、各段によって課題が異なります。師範格は木簡、準師範は呉昌碩の行草書となっております。また、解説も毎月更新され、各古典を技術面でも内容面でも広く深く理解・体得することを目指します。

10段は米芾の蜀素帖、9段は禮記碑が課題です。他にも顔真卿、王羲之、歐陽詢、虞世南、張猛龍碑などなど、中国書道史における有名な古典を多数学ぶことで、書の多様性を実感して頂けるカリキュラムとなっています。その中で、ご自身がどんな書が好きかを見つけてゆくのもまた楽しみの一つです。
書魁社に入門して3年余り経ちます。通信ではありますが、一流の先生に就けて大変光栄です。先生から多くのことを学んでゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。